公共・協同経済研究情報国際センター日本支部
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shibata タイトル:地域福祉実践としての経済活動

〜コミュニティワークの新たなアプローチ

著者:柴田 学

本書では、社会福祉学の視点、とりわけ、地域生活を営む生活者の視点から、経済活動を、市場の交換だけではなく、税金等を活用する再分配、ボランティア活動による互酬(地域の支え合い)なども包含したものとして表現しています。こうした経済活動を「地域福祉実践としての経済活動」と捉え直し、その推進方法論としてのコミュニティワークの新たなアプローチモデル、そして新しい地域福祉のあり方(社会経済型地域福祉)を、理論研究と事例研究をベースとして試論的に提示しております。

本書の構成は、以下のとおりです。
序章 研究の背景と問題意識
第1章 地域福祉実践としての経済活動への理論的視座を求めて
第2章 コミュニティワークにおける社会経済的開発アプローチの理論的検討
第3章 地域福祉実践としての経済活動の事例研究
第4章 地域福祉実践としての経済活動の意義と新たな展開モデル
終章 社会経済型地域福祉への展望と課題

なお、本書を出版するに至る自身の思いの丈を述べたものについては、「自著を語る」という関西学院大学出版会の新著PR誌に掲載しております。よろしければ、以下のURLからご覧ください(p4です)。本書の「はしがき」のような気持ちで書き記したものです。

http://www.kgup.jp/files/ko_web_70_2.pdf