次世代研究部会では、若手研究者による学術的研究成果の公表、交流を目的とした夏期合宿を行っております。
昨年も「西園寺会議」を開催し、盛会でしたが、本年度は下記の日程で「熱海会議」を開催致しますので、ご案内致します。
- 日時:
2014年 9月 13日、14日(土、日)
- 場所:
東洋大学 熱海研修センター
http://www.toyo-atami.com/access.html
- 基調講演:
「『ハイエクの経済思想』解題——情報社会における思想と政策の関係をめぐって——」
吉野裕介 (中京大学経済学部専任講師)
専門領域:経済思想・アメリカ研究・情報社会論。1977年京都府生まれ。2007年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、京都大学博士(経済学)。 2008年日本学術振興会特別研究員PD、2009年スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員、 2011年から2014年まで京都大学研究員を歴任。
主要業績:著書に『ハイエクの経済思想』(単著、勁草書房、2014年)、『ハイエクを読む』(共著、ナカニシヤ出版、2014年)、『「統治」を創造する』(共著、春秋社、2011年)ほか。 翻訳に『思想史論集(ハイエク全集II-7)』(共訳、春秋社、2009年)。 論文に「アメリカにおけるハイエクの『隷属への道』:思想の受容・普及プロセスからのアプローチ」(『経済学史研究』55(1):36-52、2013年)ほか。
- プログラム:
9月13日(土)
15:00 集合
15:30 自己紹介(各自5分ずつ研究テーマと併せて)
16:30 基調講演 吉野裕介 (中京大学経済学部講師)
17:10 コメント:生貝直人 (東京大学大学院情報学環特任講師)
17:20 コメントへの応答
17:30 全体討論
19:00 懇親会
22:00 帰寮(懇親会が外の場合)
22:00 エンドレス討論「研究者としての野望について2014」
9月14日(日)
10:00 個別研究報告 午前の部 (各20分報告+質疑10分)(※)
○座長 西田亮介 (立命館大学特別招聘准教授)
○報告
・櫻井隆充(慶應義塾大学大学院)「低線量被曝認識に見る〈前提知〉の知識社会学的論究
——3.11以後の原子力政策のための一考察——」
・岩出和也(東洋大学大学院)「国際展開する情報サービスに関する国際的な法/制度の考察」
・岡美千瑠 「ソーシャル・ビジネスによる国際協力活動——価値設計図によるBOPビジネス分析——」
・野村実(立命館大学大学院)「高齢社会における地方公共交通のあり方についての一考察
——兵庫県篠山市のコミュニティバス利用者へのインタビュー調査から——」
12:00 昼食(当日案内)
13:00 個別研究報告 午後の部
○座長 山口翔 (名古屋学院大学専任講師)
○報告
・工藤郁子(キャンペナー)「政策形成過程への私人の参加に関する考察」
・成原慧(東京大学)「情報社会における法とアーキテクチャ」
・尾田基(一橋大学)「アントレプレナーは制度変革者たりうるか」
15:00 終了(退館)
- 参加費:調整中(4,000~5,000 円程度になる予定です)
- 申込み:
①参加のみの方:8月31日(日)までに氏名・所属・連絡先(TEL・メール)を記載の上、両日参加か否かをあわせて下記アドレスまでご連絡下さい。
②報告を希望される方:8 月15 日(金)までに上記の情報に加え、発表テーマおよびA4 で1枚程度のサマリーを下記アドレスまでお送り下さい。なお、応募者多数で報告枠が埋まる場合等には選抜します。 - メール:jisedai@ciriec.com
※ 発表資料は各自用意下さい(20部程度)。
※※本合宿では学会非会員の方でも、広義の政策や社会システムを研究対象としていれば、必ずしも経済学専攻ではない研究者の方であれば御参加・御報告いただけます。
※※※日中のプログラムについては一般見学も受け付けておりますので、8月31日までに氏名・所属・連絡先を記載の上、jisedai@ciriec.comまでご連絡ください。
次世代研究部会 運営委員
生貝 直人、西田 亮介、山口 翔、松原 真倫
運営委員プロフィール
生貝 直人
東京大学大学院情報学環特任講師。2005年慶應義塾大学総合政策学部卒業、2012年東京大学大学院学際情報学府修了。博士(社会情報学)。東京藝術大学総合芸術アーカイブセンター特別研究員、科学技術振興機構さきがけ研究員等を兼任。
西田 亮介
立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授。1983年京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、同大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退学。同助教(有期・研究奨励Ⅱ)、(独)中小機構リサーチャー等を経て現職。著書に『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』(東洋経済新報社)、『ネット選挙とデジタル・デモクラシー』(NHK出版)ほか多数。